マンモグラフィ検査は胸が大きいほど痛い?痛みの本当の理由を解説
こんにちは。放射線技師のPotetoです。
マンモグラフィ検査について、患者さんからとてもよく聞かれる質問があります。
「胸が大きいと、マンモグラフィって痛いんですよね?」
不安になりますよね。 今回は、マンモグラフィの痛みと胸の大きさの関係について、 私自身の経験も交えながら、できるだけわかりやすくお話しします。

“胸が大きい=痛い”ではありません
まず結論からお伝えします。
胸が大きいからマンモグラフィが痛い、ということはありません。
私はこれまでに7,000件以上のマンモグラフィ検査を担当してきましたが、
- 胸が大きい方でも痛みが少ない方
- 胸が小さい方でも強い痛みを感じる方
どちらも、たくさんいらっしゃいました。
「胸の大きさ」と「乳腺の多さ」は別もの
ここで大切なポイントがあります。胸の大きさ = 乳腺の多さ、ではありません
胸は、
- 乳腺
- 脂肪
でできています。
胸が大きくても、脂肪が多く乳腺が少ない方もいますし、 胸が小さくても乳腺が多い方もいます。
そのため、見た目だけで痛みを予測することはできません。

「乳腺が多い=必ず痛い」わけでもありませ
「乳腺が多いと痛い」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
確かに、乳腺が多い(デンスブレスト)方は、 圧迫時に違和感を感じやすい傾向はあります。
ただし、
- 乳腺が多くてもほとんど痛くない方
- 乳腺が少なくても強い痛みを感じる方
も実際には多く、痛みには個人差がとても大きいです。
マンモグラフィの痛みは「体質」や「その日の状態」も影響します
マンモグラフィの痛みには、次のような要素も関係します。
- 月経周期(生理前は張りやすい)
- 体調や疲労
- 緊張や不安
同じ方でも、
- 前回は大丈夫だったのに、今回は痛い
- 今回は思ったより平気だった
ということがよくあります。
痛みをできるだけ減らすために放射線技師がしていること
マンモグラフィは、ただ強く挟めばいい検査ではありません。
私たち放射線技師は、
- 必要最小限の圧迫
- 短時間での撮影
- 体格や胸の形に合わせたポジショニング
を意識して検査を行っています。
圧迫は「痛くするため」ではなく、
- 乳腺を広げて重なりを減らす
- 被ばくを少なくする
- きれいな画像を撮る
ために必要な工程です。
「痛いかも」と思ったら、遠慮なく伝えてください
検査中に、
「ちょっと痛いです」
「もう少しゆっくりお願いします」
と伝えていただいて大丈夫です。
声をかけてもらうことで、
- 圧迫のかけ方を調整する
- 撮影のタイミングを早める
など、対応できることもあります。
まとめ:胸の大きさと痛みは関係ありません
- 胸が大きいから痛い、というわけではない
- 乳腺の量と胸の大きさは別
- 痛みには個人差が大きい
- 不安や痛みは我慢せず伝えてOK
マンモグラフィ検査は、不安が先行しやすい検査です。ですが、正しい情報を知ることで、 少し気持ちが楽になる方も多いと感じています。
安心して検査を受けていただけるよう、 私たち放射線技師も日々工夫しながら検査を行っています。
参考文献
- 日本乳癌検診学会「マンモグラフィ検診の手引き」
- RadiologyInfo.org「Mammography」
- 厚生労働省「乳がん検診について」
- 更新日:2026/1/20
- 執筆:診療放射線技師【Poteto/放射線管理士/放射線被ばく相談員/マンモグラフィ撮影認定技師】
- 参考:本ページは医療現場の一般的な運用に基づきます。個別の判断は担当医とご相談ください。
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