CT・MRI・レントゲン、検査結果はいつ・誰から聞ける?放射線技師がやさしく解説
こんにちは。放射線技師のPotetoです。
放射線検査を受けたあと、患者さんからとてもよく聞かれる質問があります。
「検査結果って、いつわかりますか?」
「放射線技師さんはもう見ているんですよね?」
実はこの疑問、とても大切なポイントが含まれています。 今回は、検査結果を
- 誰から聞けるのか
- いつ聞けるのか
- 検査ごとの違い
について、患者さん向けにわかりやすく説明します。
大前提:検査結果は「必ず医師から」聞いてください
まず一番大切なことをお伝えします。
放射線技師は、検査画像を見ていても、その内容を患者さんにお伝えすることは法律で禁止されています。
たとえば、
- 骨が折れている
- 悪い場所がある
- 前回より良くなっている・悪くなっている
といった画像の所見(診断につながる内容)は、 医師のみが説明できることになっています。

放射線技師が結果について話さないのは、 「冷たい」「教えてくれない」のではなく、 患者さんを守るための法律とルールによるものです。
では、放射線技師は何をしているの?
放射線技師は、
- 医師が診断しやすい画像を撮影する
- 必要な角度・条件で正確に撮る
- 安全に検査を行う
という役割を担っています。
撮影した画像は確認していますが、それは診断を行うためではなく、画質や撮影条件が適切かを確認するためです。
ただし、命に関わる可能性がある、または緊急性を要する所見が疑われる場合には、 速やかに医師へ報告を行います。

そのため放射線技師は、どのような画像が「異常のサイン」になり得るのかを日頃から学び、 病気の所見についても知識として理解しておく必要があります。
あくまで最終的な判断と説明は医師が行いますが、 検査を安全かつ適切につなぐための「橋渡し役」も、放射線技師の大切な役割です。
検査結果は「いつ」聞けるの?検査ごとの違い
検査結果を聞けるタイミングは、検査の種類によって異なります。
レントゲン検査
レントゲンは、撮影後すぐに画像が表示されます。
そのため、
- 外来診察の中で
- その日のうちに
医師と一緒に画像を見ながら説明を受けられることが多い検査です。
超音波(エコー)検査
エコー検査も、リアルタイムで画像を確認できる検査です。
検査後すぐに診察が入っていれば、 当日に結果説明を受けられるケースが多いです。
マンモグラフィ検査
マンモグラフィも撮影後すぐに画像が確認できます。
ただし、
- 読影医による確認
- 他の検査との比較
が必要な場合、結果説明が後日になることもあります。
CT検査・MRI検査
CTやMRIは、
- 撮影枚数が非常に多い
- 3D画像の作成や再構成が必要
といった特徴があります。
特に、
- 血管の3D画像
- 詳しい解析画像
を作成する場合は、時間がかかることがあります。
そのため、
- 当日は検査のみ実施
- 結果説明は後日の診察
という流れになることも珍しくありません。
場合によっては、数日後でないと画像が完成しないこともあります。
「検査だけ先にやる日」があるのはなぜ?
CTやMRIでは、
診察日とは別の日に、先に検査だけ行う
というケースがあります。
これは、
- 画像作成・解析に時間が必要
- 医師がじっくり画像を確認するため
に行われています。
「その日に結果を聞けない=異常がある」 というわけではありませんので、安心してください。
結果が気になっても、検査室では聞けません
検査後に、
「何か写っていましたか?」
と聞きたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
ですが、放射線技師は、 たとえ異常が明らかに見えていても、 患者さんにお伝えすることはできません。
不安な気持ちは、必ず医師の診察で相談してください。
まとめ
- 検査結果は必ず医師から説明を受ける
- 放射線技師は法律上、結果を伝えられない
- レントゲン・エコーは当日説明が多い
- CT・MRIは後日説明になることもある
- 検査日と診察日が別でも心配しすぎなくて大丈夫
検査結果について不安なことがあれば、 遠慮せず医師に質問してください。 私たち放射線技師も、安心して検査を受けていただけるようサポートしています。
参考文献
- 厚生労働省「診療放射線技師法」
- 日本医学放射線学会「画像診断の役割」
- RadiologyInfo.org「Understanding Your Radiology Results」
- 最終更新日 2026/1/7
- 執筆者 Poteto (診療放射線技師/放射線管理士/放射線被ばく相談員/マンモグラフィ撮影認定技師)
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