放射線検査が怖い・被ばくが不安な方へ|安心して受けるための考え方
こんにちは。放射線技師のPotetoです。
放射線検査を前にして、こんな気持ちになったことはありませんか?
「放射線って体に悪そうで怖い…」
「被ばくって聞くだけで不安になる」
実は、放射線検査が怖いと感じるのはとても自然なことです。 今回は、その不安の正体と、少し気持ちが楽になる考え方をお伝えします。
「怖い」と感じるのは、知らないから?
人は、
- 目に見えないもの
- よくわからないもの
に対して、不安や恐怖を感じやすいと言われています。
放射線は、
- 目に見えない
- 音もしない
- 触ることもできない
ため、「よくわからない=怖い」と感じやすい存在です。これは、決して特別なことではありません。
「放射線=危険」というイメージが先行しやすい
ニュースやインターネットでは、
- 事故
- 被ばく
- 健康被害
といった言葉と一緒に放射線が語られることが多く、 「放射線=危険」という印象が強く残りがちです。
一方で、医療で使われる放射線は、
- 量が厳しく管理されている
- 必要なときだけ使われる
という大きな違いがあります。
医療の放射線は「必要だから」使われています
放射線検査は、「なんとなく」行われているわけではありません
医師は、
- 検査で得られる情報
- 検査をしないことで見逃されるリスク
を天秤にかけたうえで、 検査を行うかどうかを判断しています。
放射線技師も、
- 必要最小限の被ばく
- 安全な検査条件
を常に意識して検査を行っています。

被ばくは「ゼロか100か」ではありません
放射線被ばくというと、「浴びたら終わり」のようなイメージを持つ方もいます。
ですが実際には、
- 日常生活でも自然放射線を受けている
- 医療被ばくはその一部
という考え方になります。
大切なのは、「必要な検査を、必要な量で受けているか」という点です。

不安なときは「我慢しなくていい」
放射線検査が怖いと感じても、我慢して黙っている必要はありません
検査前や検査中に、
- 不安な気持ち
- 過去の経験
- 心配なこと
があれば、放射線技師や看護師に伝えてください。説明を聞くだけでも、 気持ちが落ち着くことは多いです。

「怖い」と感じること自体が悪いわけではありません
放射線検査に限らず、
- 注射が怖い
- 病院が苦手
- 機械の音が怖い
と感じる方はたくさんいます。それは、自分の体を大切に思っている証拠でもあります。
不安を感じる自分を否定せず、 正しい情報を知って、少しずつ安心することが大切です。
まとめ:怖い気持ちは「普通」、でも一人で抱えなくて大丈夫
- 放射線検査が怖いと感じるのは自然なこと
- 医療の放射線は厳しく管理されている
- 検査は必要性を考えて行われている
- 不安は医療スタッフに伝えてよい
放射線検査に対する不安は、 正しい情報を知ることで軽くなることが多いです。
少しでも安心して検査を受けていただけたら、 放射線技師としてとても嬉しく思います。
参考文献
- ICRP Publication 103「The 2007 Recommendations of the ICRP」
- 厚生労働省「医療における放射線被ばく」
- RadiologyInfo.org「Radiation Safety」
- 更新日:2026/1/16
- 執筆:診療放射線技師【Poteto/放射線管理士/放射線被ばく相談員/マンモグラフィ撮影認定技師】
- 参考:本ページは医療現場の一般的な運用に基づきます。個別の判断は担当医とご相談ください。
- 免責:本サイトの情報は個別診療に代わるものではありません。
