CT検査

息止めができないときCT検査はどうなる?検査への影響と対処法を解説

Poteto

こんにちは。放射線技師のPotetoです。
CT検査の説明で、こんな言葉を聞いたことはありませんか?

「息を吸って、止めてください」

この声かけに対して、

  • 息止めが苦手
  • 長く止められない
  • 途中で苦しくなりそう

と不安になる方は、とても多いです。

今回は、息止めができないときCT検査はどうなるのか、 検査への影響や、実際に行っている対処について、やさしく解説します。

息止めができなくても、CT検査ができないわけではありません

まず結論からお伝えします。

息止めが苦手だからといって、CT検査ができないわけではありません。

放射線技師は、

  • 息止めが難しい方
  • 呼吸が浅くなりやすい方
  • 息苦しさがある方

の検査も、日常的に担当しています。

状況に合わせて、検査方法を工夫しています。

なぜCT検査では息止めが必要なの?

CT検査では、体の中を輪切りの画像として撮影します。

呼吸で体が動くと、

  • 画像がぼやける
  • 臓器の位置がずれる
  • 小さな異常が分かりにくくなる

ことがあります。

そのため、短い時間だけ 息を止めてもらうことで、正確な画像を撮影しています。多くのCT検査での息止め時間は、 5〜10秒程度です。

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息止めができないと、どんな影響がある?

息止めがうまくいかない場合、

  • 画像が少しぼやける
  • 動きによるズレが出る

ことがあります。

ただし、必ずしも再撮影が必要になるわけではありません。

放射線技師がその場で画像を確認し、 診断に使えるかどうかを判断します。

再撮影になるのはどんなとき?

再撮影が必要になるのは、

  • 呼吸の動きで評価が難しい場合
  • 本来見たい部位が分かりにくい場合

など、診断に支障が出ると判断されたときです。

この場合も、

  • 必要最小限の範囲
  • できるだけ短時間

で行います。

息止めが苦手な方のために行っている工夫

息止めが難しい方には、次のような対応を行うことがあります。

  • 息止めの回数を減らす
  • 「止める」ではなく「浅く息をする」方法に変更
  • 声かけのタイミングをゆっくりにする

検査前に、「息止めが苦手です」と伝えていただくだけで、 対応できることはたくさんあります。

苦しくなるほど無理に息を止める必要はありません。
検査中でもつらいと感じたら、我慢せずに教えてください。

検査前にできること

検査を少しでも楽に受けるために、

  • 検査前にトイレを済ませる
  • 楽な服装で来院する
  • 不安なことを事前に伝える

ことも大切です。

リラックスできると、 呼吸も安定しやすくなります。

まとめ:息止めができなくても、まずは相談を

  • CT検査の息止めは短時間
  • 息止めが苦手でも検査は可能
  • 再撮影は必要な場合のみ
  • つらいときは我慢せず伝えてOK

息止めが不安でCT検査を心配している方も、 安心して相談してください。

患者さんの状態に合わせて、 無理のない検査を行うことが何より大切です。

参考文献

  • 日本医学放射線学会「CT検査の安全管理」
  • RadiologyInfo.org「Computed Tomography (CT)」
  • ICRP Publication 103「The 2007 Recommendations of the ICRP」
  • 更新日:2026/1/20
  • 執筆:診療放射線技師【Poteto/放射線管理士/放射線被ばく相談員/マンモグラフィ撮影認定技師】
  • 参考:本ページは医療現場の一般的な運用に基づきます。個別の判断は担当医とご相談ください。
  • 免責:本サイトの情報は個別診療に代わるものではありません。

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総合病院に勤務している放射線技師のPotetoです!放射線に関する不安や疑問に寄り添うために、このブログを立ち上げました。日々の生活に役立つ放射線の知識や、放射線技師の仕事についてわかりやすく発信しています。
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